不動産業に従事していて会社で言われたから宅建を取得する方もいれば、就職や転職に役立てるために取得する方もいます。この記事では、就職や転職に宅建を活かそうと考えている方向けに、有利になる職種を紹介しています。
■不動産業
まず間違いなく有利になるのが不動産業ですね。
重要事項の説明は宅建を持っている方しかできませんし、5人に1人は宅建取得者を不動産業だと置いておかないといけないので、何かと需要がある職種と言えます。
ただ労働環境は基本激務なので、人気の面から見るとあまり好まれることの少ない業種と言えます。
■建設業
建設業にも建築基準法など色々な法律がありますが、これは宅建でも勉強する範囲ですので、何かと需要も大きかったりします。
知識だけではなく、一般的に難解な言い回しをする法律への飲み込みが早い点も好まれる傾向があります。
■金融・銀行系
金融や銀行系への就職の際も、宅建を持っておくと有利に働くことがあります。
どういうことか説明しますと、金融や銀行というのは常日頃から莫大なお金が行き来しますし、貸付なども行いますので、業務上必然的に民法などの宅建で勉強する分野の知識が必要となります。
この時、宅建を取得していると理解が早いので、その点で好まれることが往々にしてあります。
■各社の管理部門
管理部門とは主に総務、経理、人事などのことを指しますが、この手の職につく時も宅建は役に経ちます。
自社もしくは賃貸物件の管理は、宅建の知識がフルに活かせる場なので、ニーズも大きいですね。宅建の取得を奨励している企業も多いです。
以上、4つの業種を紹介してきましたが、この他に、宅建は各法律系の足掛かりとなる資格とも言われていますので、ここから行政書士や司法書士、不動産鑑定士、税理士などその他の法律系資格の取得や、そういった事業所への就職への道も大いにあります。
持っていて損することは無い資格と言っていいですし、上記の業種や法律系の職種であればなおさら持っていた方がいい資格と言えます。