いきなり対比を持ち出して「何だ?」と思われるかもしれません。
この法則は、イタリアの経済学者、ヴィルフレド・パレートが発見した法則です。
経済において、全体の数値の大部分は、全体を構成するうちの一部の要素が生み出しているという説なのですが、少々堅苦しくてわかりにくいかもしれません。
なので、一部の具体的な例を挙げます。
・仕事の成果の8割は、2割の有能な社員によるものである
・故障の8割は、全部品のうち2割に原因がある
つまり、 何事にもばらつきが存在するということを意味しています。
「宅建と経済学なんて関係ないのでは?」
いえいえ、実はこの法則、宅建にも当てはまるんです。
このパレートの法則を宅建に当てはめると、
「宅建主任者試験の8割の問題は、全体の2割の部分から出題されている。」
ちょっと強引ですが、こうなるかと思われます。
つまり私が言いたいことは、宅建の学習と一口に言っても、遮二無二がんばって学習するのと、要点を絞って学習するのとでは、まったく時間のかかり方が異なるということです。
考えてみてください。
宅建主任者試験の8割というのは40点ということです。
そして合格に必要な点数は、およそ7割の35点前後。
さらに、その8割という点数は、全体の2割からの出題。
どうですか?
こう考えてみると、宅建の合格は無理難題と感じることはなくなるかと思います。
では、全体の2割の部分はどこなのか?ということが分かればグッと合格に近くなります。
その2割を追い求めるために、宅建学校や通信講座が存在しています。
講師陣の合格ノウハウや、的確な説明は、まさにその2割に該当します。
独学がきついと言われる原因は、この2割を探す手間がかかるからでしょう。
しかし、独学で合格した方も多く存在しています。
あきらめることはなんらありません。
そのために参考書が存在しているのですから。
要点を絞って学習し、暗記し、問題を解き、本試験に臨む。
これが、宅建の最短合格法だと考えています。