せっかく取った宅建も、活用しなければ宝の持ち腐れです。
宅建を取得された方も、今学習中の方も、そして宅建のことをよく知らない方も、宅建という資格の活用法を考えてみたことはありますか?
私が考えるに、宅建の活用法は大きく分けて、直接的なものと間接的なものに分かれると思います。
・直接的なもの:就職、転職の足がかりにする方法。
・間接的なもの:勉強法を他のことに応用する。
まず直接的なものですが、これは言わずと知れたことですね。
就職活動を行う学生にとっては、宅建は大きなアピールポイントになります。学生でも、MOS資格などはありがちですが、宅建の資格を取って就職活動をする人は珍しいです。
そして、転職する際には、今までの経験に宅建をプラスして、キャリアアップをすることができます。
基本的に宅建資格者が必要とされるのは仲介業です。
不動産業、信託銀行といったところが第一に挙げられる業種となります。このような業種は、宅建資格者の需要が大きいです。
学生の方ならバイト、社会人ならば今の職業などを含め、一度、自分のキャリア査定を行ってみると、このことが実感として沸くことかと思います。
では間接的なもの、つまり、宅建の勉強法を応用するとはどういうことなのか。
宅建の学習はむやみやたらに勉強をしていては合格するものではありません。
きちんと計画をたてて、「あれはこうだ。」とか「ここが苦手だな。」と自分を冷静に分析して勉強をするものです。
つまり、宅建資格者の方は、そういった管理能力を宅建の勉強によって養っているはずなのです。そして、宅建を学習中の方、もしくはこれから始める方も、宅建の勉強をすることによって身につけることができます。
これは大きな武器です。
優秀な管理能力があれば、仕事の効率化、家政の管理、さらには人間関係など、あらゆる点に応用できます。
自分が考えれば考えるほど、その範囲は広がるかと思います。
よく言われることは、「宅建を取ったら私はどうなる?」というものですが、これを「宅建を取ったら私はどうする?」と能動的に考えることが大切だと私は思います。
その一歩として、また宅建の活用法として、さきほどあげたキャリア査定があります。
宅建資格者でもそうでない方でも、一度、自分を市場価値という第三者の視点から見つめなおすというのも、立派な宅建の活用法かと思います。
また宅建を使って就職をしようと考えている方は、まずは今までの自分の職歴(バイトも含めて)でのキャリアを見つめ、そこから宅建を取得するとどうなるか?という流れで相談してみると、宅建の有効性もより具体的に知ることができることでしょう。