いくら模擬試験で満点を取っても、本番でうまくいかなければ水の泡です。
それはそれで逆に、逆転の発想を持ち込めることにもなります。
宅建主任者試験が迫ってくると、模擬試験が行われます。
この模擬試験は合格へのバロメーターとなります。
しかし、この模擬試験で失敗してしまうこともあるでしょう。
例えば、たまたま風邪を引いて、頭が働かなかった。
大学受験などでもこんなことはよくあります。
けれども、あくまで模擬試験は模擬試験。
要は本番でうまくいくようマネジメントしていくことが重要です。
そして、そのための行為としては問題演習を積むこと、これに限ります。
ここで私事ですが、以前ピアノを習っていました。
幼稚園に通っていたときから高校を卒業するまで実に15年間習っていたのですが、年に2回発表会がありました。
この発表会というものは、子供心に緊張を強いるもので、それはそれは指も足も震えたものです。
しかし、その緊張をほぐすには、自分が今まで積み重ねた練習量、それより他にありませんでした。
練習を何度も何度も積み重ねることで緊張をなくし、逆に今までの成果を発表したいという意思に変えていく、この行動が非常に苦しくもあったし、楽しくもありました。
これは宅建にも言えることです。
本番までに問題演習を何度も繰り返し、自信をつけ、「さぁ来い!」とばかりの勢いで、本番に臨んでいく。
それは、一種の楽しさに変わると思います。
学習は理解するもの、演習は自信をつけるもの。
こう考えて模擬試験に臨んでみると、意外とリラックスできると思います。
もし失敗したとしても、それを本番で活かせばいいんです。
下手にいい点数を取ってしまうと、「私はもう大丈夫。」と気が緩んでしまうのが人間ですし。
自分に自信が持てる学習、演習をする。
これも宅建を合格する上で、大事な要素です。