保証の内容に触れる前に、まずは担保制度そのものについて理解しましょう。
保証だって、担保制度の一部ですから。
そもそも、なぜ担保制度が存在すると思いますか?
理由は簡単です。
それは、お金のやりとり、貸し借りのためです。
確実に貸したお金を回収できる制度がないと、誰もお金を貸そうとは考えませんよね。
では、その担保制度はどういうものなのか。
担保制度とは、債権者の金銭債権の回収を確実にするためのものです。
担保制度は、人的な担保制度と物的な担保制度に分かれます。
人的な担保制度として、保証や連帯保証があります。
物的な担保制度としては、担保物件があります。
なお、担保物件には、留置権、先取特権、質権、抵当権があります。
ですが、これらについては後の方で解説します。
宅建において、保証の分野はかなり重要です。
次の章から、保証について色々解説していきます。