都市計画法ってどんなものかをまずは解説します。
1.都市計画法の目的
都市計画法は、都市の健全な発展と秩序ある整備を図り、それをもって国土の均衡ある発展と公共の福祉の増進に寄与することを目的としています。
つまり、日本全国を誰にとっても住みよい街にすることを目的としているわけです。
2.都市計画の理念
住みよい街というのは、機能さえあればいいというわけではありません。
自然、文化といったものが調和した街こそが、住みよい街というわけです。
そして、都市計画という街づくりの計画は、そのことを考えて立てられなければなりません。
3.つまりまとめると
都市計画法は街づくりに関する法律です。
そして、その目的は、日本全国を住みよい街にすることにあります。
この目的を達成するために、都市計画法は4つの段階をとっています。
1.都市計画区域の指定
優先的に街づくりを進めていくべき区域を定めます。
2.都市計画の決定
その区域の中で細かい計画を定めます
3.都市計画制限
計画を実行するために必要な制限を定めます
4.都市計画の実行
計画を事項する手続きについて定めます。
次の章から詳しい内容を解説していきます。宅建でも例年3問ほど出題される分野となっておりますので、宅建に合格するためにしっかり学習していきましょう。